浅野嘉久 | 業績・沿革

業績・沿革

野口家や野口英世が所属していたロックフェラー医学研究所(現ロックフェラー大学)やロックフェラー家と直接関わりは無いものの、野口英世と妻メリー・ロレッタ・ダージスとの間には子供が無く、野口英世の遺志を継ぐ者は居ない。 その偉業の継承と後進育成を目指し、1982年(昭和57年)3月、日野原重明博士(文化勲章受賞者、聖路加病院理事長、名誉院長)、杉村隆博士(文化勲章受章者、国立がんセンター名誉総長)の肝煎りで恩師の浅倉稔生博士(ペンシルベニア大学医学部教授)、J. Michael Kenney(MBA、フィラデルフィア市副市長)らと共に財団法人野口医学研究所設立準備委員会を組織する。 エー・エス・エー株式会社の財政基盤をバックに日米間を往復し、1983年5月米国財団法人野口医学研究所設立(米国本部フィラデルフィア市)、今日に至る。
財団設立から現在までの28年の間に天野景康先生(医師、ペンシルベニア大学MSc、天野ファンド、天野・Gonnellaファンド)、津田武先生(医師、後にトーマスジェファーソン大学医学部准教授)、佐藤隆美先生(医師、後にトーマスジェファーソン大学医学部教授)、青山剛和先生(医師、CRC)、幡生寛人先生(医師、後にハーバード大学医学部准教授)、平田亮先生(医師)らと邂逅し、盟友Joseph S. Gonnella博士(Thomas Jefferson University 副学長、医学部長)と出会う。
財団設立の後は尾島昭次博士(岐阜大学名誉教授)らと協力し、紆余曲折の結果、現在の財団組織並びに関連団体等、総ての財団運営基盤を作る。
財団の運営に於いて、寄付金は受け付けず、財団独自で奨学金を作る機構を持つ。
1987年以降、高瀬義昌(医師、財団法人日米医学医療交流財団常務理事)、鈴木眞奈らと東京事務所(支部、後に東京本部となる)を開所し、医学・医術・医療の振興と、特に若い医師向けの教育シンポジウム&セミナー、及び海外研修プログラムを促進する。 またUSMLEに准ずる留学生試験制度を設け、多くの若い医師や医学部学生を始め、看護師、栄養士らコ・メディカルスタッフに至るまで、米国の大学医学部や看護学部、その他病院への留学資金助成をする。 又、米国を始めとする世界各地のメディカルスクール&メディカルセンターとの間で短・中・長期(交換)留学プログラムを実施し、海外での医師免許や看護師免許、その他の資格等取得の援助もする。
野口医学研究所の成長に伴い町淳二博士(ハワイ大学医学部教授、町・Izutsuファンド)を理事長に迎え、その主導の下、学閥、門閥、閨閥等に一切捉われず、800名超のNoguchi Fellow Doctors達がAlumni(野口・同窓会)を形成し、第二、第三の野口英世の育成に力を注ぐ。 又、新たに患者優先思想とチーム医療並びにGeneral Medicine(ゼネラリスト)を基底とする医学・医療教育システムと研修プログラムを開発、毎年のシンポジウム&セミナー、及びワークショップ等に応用する。
加えて医術・医療に係る初期教育の重要性を認め、シミュレーション・マネキン、シミュレーション・ファントムを導入したSPモデルやシミュレーション・システム(京都科学)を活用し、サマー・ワークショップ・プログラム等に応用している。
近年、高久史麿博士(東京大学医学部 医学部長、後に自治医科大学学長)が会長を務め、吉新通康博士を理事長とする公益社団法人地域医療振興協会(JADECOM)と提携し、JADECOM-NKP(野口研修プログラム)を講じ、主に当該公益法人関連病院群に勤務する後期研修医へのマン・ツー・マン指導を開始する。
2012年にはJADECOM-NKPの基地として浦安市にNoguchi Hideyo Memorial-Noguchi International Hospitalを開設し、新しい教育制度を実践する。
医療スタッフ、特に看護師や介護福祉関係の人材不足に備え、日本と中国間の看護師交流を目的とするNPOや各種学校と連携し、看護師、介護福祉士関連の人材育成を図る。
創立以来2010年までの間、専務理事、理事長、評議員会会長を務め、2010年12月総ての役職を辞し、創立者、評議員(終身)、名誉理事となり、全国で公演活動をする。
2013年10 月より、女子栄養大学並びに女子栄養大学短期大学部に於ける給付型奨学金制度野口医学研究所 [浅野ファンド]を開設。本奨学金は学業成績ではなく、経済的理由により就学に支障が生じた学生の救済を目的とする。2014年2月1日に第1回奨学金授与式(対象9名)、2015年1月10日に第2回奨学金授与式(授与者13名)が実施されている。
又、2015年4月からは女子栄養大学大学院修士課程の優秀な人材に対し、高度専門職業人とそれに付随する研究の振興を目的として「浅野嘉久賞」を新たに開設した。
2015年4月8日に第1回「浅野嘉久賞」授与式が執り行われた。
2014年12月8日、ホテルニューオータニに於ける晩餐会で、日野原重明先生、ジョセフ S.ゴネラ先生同席の下、浅野個人よりトーマス・ジェファーソン大学副学長 & 医学部長代理チャールス A.ポール先生へ100万ドルが寄贈された。翌2015年1月21日、トーマス・ジェファーソン大学に於いて、同大学副学長&医学校校長マークL.ティコチンスキー教授及び同大学医学校副校長&医学部長代理チャールスA.ポール教授らとの会議に臨み『The Asano Program for Collaborative and Compassionate Health Care at Thomas Jefferson University』と銘打たれた寄付ファンド(100万ドル)の契約書への署名捺印を完了した。引き続き両博士と会談し、野口医学研究所とトーマス・ジェファーソン大学(医学校他)との長期ジョイントメディカルプロジェクト契約の内容に付いて話し合い、互いに了解点を得ることが出来た。近々詳しい発表が為される予定である。